【注意】中国で1万人感染! コロナの再来!? チクングニア熱の症状と対策

当ブログ過去記事:チクングニヤ熱について! 中国南部・広東省で、蚊が媒介するウイルス性疾患「チクングニア熱」が猛威を振るっています。 今年に入ってすでに1万人近くが感染し、隣接する香港でも患者が報告されるなど、流行は広がりを見せています。 当局は感染拡大を抑え込むためにドローンを飛ばして民家の屋上やベランダを監視し、蚊の発生源となる鉢植えや水のたまった容器を撤去するなど、かつての「ゼロコロナ政策」 […]

食欲を抑える新しい選択肢!GLP-1ダイエットの仕組みと実際

最近、SNSやテレビでも「GLP-1ダイエット」という言葉を耳にするようになりました。 「食欲が自然に抑えられる」「無理なく体重が落ちる」といった体験談が広がり、まるで“夢のようなダイエット薬”のように注目されています。 しかし、本当にそんなに効果があるのでしょうか? そして安全性は?副作用はないの? GLP-1はもともと糖尿病治療薬として開発され、医学的なエビデンスに基づいた薬です。近年、その効 […]

【2025最新】熱中症で病院搬送7万5000人超!今年の特徴と対策

今年の夏も全国で猛暑が続き、熱中症による救急搬送が相次いでいます。 総務省消防庁のまとめによると、8月11日から17日までの1週間で全国5141人が熱中症で病院に搬送されました。 前週よりは減少したものの、死亡例も報告されており、依然として深刻な状況です。 特に65歳以上の高齢者が全体の半数以上を占め、住居内での発症が最も多いことから、「屋外だけでなく室内でも油断できない」現状が浮き彫りになってい […]

外科医は手術中に何を考えているのか? ~患者さんが知らない舞台裏~

「手術中、外科医って何を考えているんだろう?」 患者さんやご家族から、よくそんな声を耳にします。 もしかすると「無心で黙々とメスを動かしている」と思われるかもしれません。 あるいは「何も考えずに手順どおりに進めているだけでは?」と想像する方もいるでしょう。 しかし実際の手術室では、外科医の頭の中は常にフル回転。 安全に進めるための工夫、次の一手の準備、そして患者さんの未来への想い――。 私たち外科 […]

「刺身を食べたら激痛…それ、アニサキス症かも?」症状・治療・予防を医師が解説

お刺身やお寿司を食べた翌日、急にお腹がズキズキ痛くなった…。 「食あたりかな?」と思っても、原因が実はアニサキス症という寄生虫感染のことがあります。 アニサキスはサバ・アジ・イカ・サーモンなどの魚介類に潜む小さな寄生虫で、人が食べると胃や腸に噛みつき、突然の激しい腹痛や吐き気を起こします。 先日、健診の胃カメラ検査を施行していると患者さんの胃でアニサキスが粘膜に刺さっていました。 症状は全くなかっ […]

新型コロナ「ニンバス株」急拡大!最新の感染者数と症状まとめ【2025年8月】

全国の新型コロナウイルス感染者数が9週連続で増加し、直近の1週間(8月11日〜17日)では2万2,288人に達しました。 1医療機関あたり:平均 6.30人。 傾向:この数値は前週(6.13人)からの上昇で、9週連続の増加です。7FNNプライムオンライン 昨年同期との比較:2024年同時期は平均8.50人と、今年はそれより低い水準ではあるものの、上昇傾向が続いています。朝日新聞 厚生労働省の発表に […]

麻疹はなぜ“麻”と“疹”なのか―なぜ“はしか”と言われるのか―歴史的意味について

「はしかって、聞いたことあるけど最近あまり聞かない病気だよね」 ――そんなふうに思う人も多いかもしれません。 実は、**はしか(麻疹)**は昔から世界中で恐れられてきた感染症のひとつ。 今ではワクチンのおかげで珍しくなりましたが、かつては命にかかわることもある“こわい病気”でした。 ところで、ふと疑問に思いませんか? なぜ「麻疹」と書いて「はしか」と読むのか。 そもそも「はしか」という名前はどこか […]

麻疹(はしか)とは? 2025年流行?? 症状・合併症・治療法を医師が解説

2025年、日本各地ではしか(麻疹)の感染報告が相次いでいます。 厚生労働省のまとめによると、今年すでに過去5年分の年間報告数を超える勢いで患者数が増えており、首都圏や関西だけでなく全国的に広がりを見せています。 特に海外から持ち込まれる「輸入例」が多く、旅行や出張をきっかけに感染が広がるケースも少なくありません。 「はしかなんて昔の病気でしょ?」と思われがちですが、実は感染力は新型コロナ以上に強 […]

マダニ感染症が過去最多!! まだまだ収まる気配なし ~SFTSの致死率30%と予防法を解説~

参照:NHK 「気づかないうちに服や肌にくっつき、静かに吸血する―“森の吸血鬼”とも呼ばれるマダニ。 このマダニが媒介する感染症 SFTS(重症熱性血小板減少症候群) の患者数が、2025年はすでに 135人 と過去最多を更新しました(NHK報道より)。 致死率はおよそ 3割 にも達し、これまで西日本を中心に確認されていた感染は、ついに北海道でも報告されるなど、日本全体に広がりつつあります。 登山 […]

“こわい”ままでも大丈夫。手術に向かうあなたへ~外科医からのアドバイス~

「手術がこわい…」その気持ち、よくわかります。 「手術の日が近づくにつれて、なんだか落ち着かない」「説明は聞いたけれど、やっぱり不安が残る」「本当に大丈夫なのかな…?」 そう感じるのは、あなただけではありません。 医師である私も、もし自分や大切な人が手術を受けることになれば、きっと同じように不安になります。 だからこそ、「こわい」と思うことを否定せず、**“こわいままでも大丈夫”**と伝えたいと思 […]