【2025最新】熱中症で病院搬送7万5000人超!今年の特徴と対策

今年の夏も全国で猛暑が続き、熱中症による救急搬送が相次いでいます。

総務省消防庁のまとめによると、8月11日から17日までの1週間で全国5141人が熱中症で病院に搬送されました。

前週よりは減少したものの、死亡例も報告されており、依然として深刻な状況です。

特に65歳以上の高齢者が全体の半数以上を占め、住居内での発症が最も多いことから、「屋外だけでなく室内でも油断できない」現状が浮き彫りになっています。

詳しい熱中症対策などが過去の記事も参考にしてみてください!

当ブログ記事:熱中症①熱中症②熱中症/牛乳北海道暑い!

【ニュース】熱中症 1週間の病院搬送者数 全国で5100人余に

NHKニュース

8月17日までの1週間に熱中症で病院に運ばれた人は、全国で5100人余りに上ったことが総務省消防庁のまとめで分かりました。

総務省消防庁によりますと、8月11日から17日までの1週間に熱中症で病院に運ばれた人は全国で合わせて5141人でした。

前の週より2400人余り少なくなり、内訳でみると
▽「死亡」が2人
▽入院が必要な「重症」と「中等症」が1764人
▽入院の必要がない「軽症」が3309人などでした。

年齢別では
▽65歳以上の高齢者が2967人と、全体の半数以上を占めたほか
▽18歳以上65歳未満が1697人
▽7歳以上18歳未満が448人
▽7歳未満が29人でした。

場所ごとに詳しくみると
▽住居が1915人と最も多く
▽次いで道路が1039人
▽屋外の競技場や駐車場などが898人となっています。

都道府県別では
▽大阪府が419人
▽東京都が348人
▽愛知県が298人
▽兵庫県が287人などとなっています。

ことし5月1日から8月17日までの累計は7万5352人となり、去年の同じ時期と比べ、870人余り少なくなっています。

総務省消防庁は「気象庁の予報では気温が高い状況はしばらく続くとみられるので、今後とも熱中症対策を徹底してほしい」と呼びかけています。

2025年の夏、気温の傾向は?

  • 全国的に平年より高温が続いており、猛暑日や熱帯夜が増加傾向にあります。
    日本気象協会推進
  • 8月以降も暑さは衰えず、9月や10月の残暑も厳しい見通しで、秋の訪れは遅くなりそうです。
    EcoFlow


記録的な暑さのエピソードとニュース

  • 日本全国で異常な高温記録が続出しています。例えば、兵庫・丹波(たんば)では40度を超え、西日本で史上最高の41.2°Cを記録しました。
    Reuters
  • また、群馬県伊勢崎(いせさき)ではさらに気温が上昇し、国内観測史上最高となる41.6°C、41.8°Cに到達。これにより、全国で5万3000人以上が熱中症で搬送され、農作物への影響も指摘されています。Reuters+1
  • 7月の気温は、1991~2020年の平均を上回り、今年も3年連続の7月平均最高記録を更新する見通しです。日本気象協会

直近の熱中症搬送データ(ニュース要約)

2025年8月11日から17日までの1週間に、全国で5141人が熱中症で救急搬送されました。前週より2400人余り減少しましたが、依然として多くの方が影響を受けています。

搬送状況の内訳

区分人数
搬送者数合計5141人
死亡2人
中等症以上(入院必要)1764人
軽症(入院不要)3309人

年齢別の内訳

年齢層人数割合
65歳以上2967人半数超
18〜64歳1697人約3割
7〜17歳448人約9%
6歳以下29人ごく少数

➡ 特に高齢者が全体の半数を超えており、依然として最もリスクが高い層となっています。


発生場所別

発生場所人数
住居1915人
道路1039人
屋外競技場・駐車場など898人

➡ 「炎天下の屋外」だけでなく、室内(住居)での発症が最多という点が大きな特徴です。


都道府県別(上位4都府県)

都道府県人数
大阪府419人
東京都348人
愛知県298人
兵庫県287人

累計データ(5月1日〜8月17日)

  • 全国累計:7万5352人
  • 昨年同時期より870人余り減少

解説

全体としては前週より減少傾向がみられるものの、毎週数千人単位での搬送が続いていることは重大です。特に、

  • 高齢者のリスクが際立つ
  • 室内での発症が最多
    という点は、今年の熱中症の特徴として強調すべきポイントです。

熱中症予防のポイント

熱中症は、正しい対策を取ることで多くの場合防ぐことができます。今年のように厳しい暑さが続くときこそ、日常のちょっとした工夫が命を守ります。

基本の予防法

  • こまめな水分・塩分補給
    → 喉が渇く前に飲む。特に汗をかいたときは経口補水液やスポーツドリンクが有効。
  • 室内でもエアコンを適切に使用
    → 我慢せず28℃以下を目安に。扇風機との併用も効果的。
  • 高齢者・子どもへの声かけ・チェック
    → 「大丈夫?」と確認し合うことで、重症化を防ぐ。
  • 暑さ指数(WBGT)の活用
    → 環境省や気象庁のサイトで確認できる。指数が高い日は外出や運動を控える。

予防ポイント早見表

予防策ポイント注意点
水分・塩分補給喉が渇く前に少しずつ水だけでは逆に危険(低ナトリウム血症に注意)
室内の温度管理室温28℃以下を目安に高齢者はエアコン嫌いが多い → 周囲が声かけ
高齢者・子ども体温調節が苦手見守り・声かけが命を救う
暑さ指数(WBGT)危険度を数値化「注意」「警戒」「厳重警戒」「危険」レベルで判断

最後に

今年の夏は、各地で40℃を超える異常な暑さとなり、多くの方が熱中症で搬送されています。

数値を見ると「大変だ」と感じますが、熱中症は 一人ひとりの工夫で防げる病気 です。

水分補給や室温管理といった小さな習慣が、命を守る大きな一歩になります。

特に高齢者や子どもは自分で気づきにくいため、周囲の「声かけ」「気づき」が欠かせません。

まだまだ暑さは続きます。どうか無理をせず、日々の暮らしの中で熱中症対策を意識してください。


「自分は大丈夫」ではなく、「予防するのが当たり前」 という姿勢が、健康を守る最大の力になります。

KOY

当ブログ記事:アニサキスコロナ/ニンバス株