




ある日突然、おなかがズキズキ…!
「もしかして、これって盲腸?」――そんな経験、誰にでも起こりうるのが“虫垂炎”です。実はこの虫垂炎、あの有名人たちも経験しているってご存知ですか?
芸能人やスポーツ選手など、忙しい日々を送っている人でも容赦なく襲ってくる虫垂炎。
今回は、そんな“急な手術”を経験した著名人たちをご紹介します。
① 虫垂炎とは?
虫垂炎(ちゅうすいえん)とは、大腸の一部である「虫垂(ちゅうすい)」という細長い器官に炎症が起こる疾患です。
一般的には「盲腸」と呼ばれることもありますが、正確には虫垂が炎症を起こした状態を指します。
典型的な症状としては、右下腹部の痛み、吐き気や嘔吐、発熱などがあり、特に痛みは時間の経過とともに強くなる傾向があります。虫垂炎は突然発症することが多く、症状の進行が早いのも特徴です。
適切な治療が行われない場合、虫垂が破裂して腹膜炎などの重篤な合併症を引き起こす恐れがあるため、早期診断と迅速な対応が重要です。
治療の基本は外科手術で、近年では腹腔鏡手術と呼ばれる、体への負担が少ない方法が広く行われています。手術後の回復も比較的早く、数日で日常生活に戻ることが可能です。
虫垂炎は誰にでも起こり得る疾患であり、「ただの腹痛」と軽視せず、異変を感じたら速やかに医療機関を受診することが大切です。



② ⭐ 虫垂炎を経験した著名人たち
・小泉進次郎(環境相)
2021年5月、虫垂炎と診断され、都内の病院で手術を受けたことが公表されました medicaldoc.jp+10asahi.com+10amazon.co.jp+10
・ジミン(BTSメンバー)
2022年1月30日、COVID-19の陰性確認後に虫垂炎と診断され、翌日に手術。無事完治し、療養へ
・エルトン・ジョン
2013年にステージを中断して手術を受け、「ステージ半ばで病院に入った」と振り返っています。
・ケンドーコバヤシさん(50代・お笑い芸人)は、虫垂炎を放置して腹膜炎に進展。CT検査で判明し、緊急手術(5時間半!)を受けました。術後は数週間の入院で対処しました。この経験から「虫垂炎も軽く見ると命に関わる」と語っています
newsdig.tbs.co.jp+4nikkansports.com+4sponichi.co.jp+4
・はんにゃ・金田哲さん(お笑いコンビ)は、夜中に腹痛を訴え、急性虫垂炎と診断され、名古屋市の病院で手術を受けました。大事には至らず無事退院
・MAX・REINAさん(ダンスボーカルグループ)も、ライブツアー中に急性虫垂炎となり、「先日、虫垂炎の手術を終えました」とInstagramで報告しています nikkansports.com+5oricon.co.jp+5sponichi.co.jp+5
・SHELLYさん(タレント)はコメディ番組「ヒルナンデス!」の収録を休んで虫垂炎手術を受けた後、笑顔で復帰。術後の経過報告が注目されました
・松原健之さん(演歌歌手)も最近、虫垂炎手術を行い「手術が無事終わりました」「健康に感謝」とSNSでファンに報告しています
nikkansports.com+5sponichi.co.jp+5newsdig.tbs.co.jp+5
・高梨雄平(東北楽天ゴールデンイーグルス投手)
2019年7月に急性虫垂炎と診断され、腹腔鏡下で虫垂切除術を受けました。その後出場選手登録を抹消し、約1か月後に一軍復帰を果たしています sponichi.co.jp+5pacificleague.com+5detail.chiebukuro.yahoo.co.jp+5
・クリスチャン・ビヤヌエバ(北海道日本ハムファイターズ内野手/当時)
2020年5月に虫垂炎で腹腔鏡下手術。約4週間後の復帰が見込まれていました
・浦野博司(北海道日本ハムファイターズ投手)
2020年6月に虫垂炎のため腹腔鏡下摘出術を実施。その後7月初旬に退院、復帰にはおよそ4週間を要する見通しとされ
・田中 碧(たなか あお)
日本代表MFで、ドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフ在籍中の選手。2024年4月にDFBポカール準決勝直前で急性虫垂炎により手術しましたが、短期間で練習に復帰しました
soccer-king.jp+5goal.com+5soccer-king.jp+5
・フェラン・トーレス(バルセロナ/スペイン代表FW)
24/25シーズン中に虫垂炎で手術を受け、残り試合を欠場する可能性があると報じられました
football-italia.net+7reuters.com+7talksport.com+7。
・フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ/イングランド代表MF)
ユーロ2024予選前のトレーニング中に虫垂炎を発症し手術。リーズ戦や代表戦の欠場を余儀なくされました


虫垂炎は老若男女問わず誰でも発症し得る病気ですが、有名人が発症・手術を経験すると、軽視されることもあるこの疾患の重大性が改めて注目されます
スポーツ選手も多くみられましたが、概ね術後4週間程度で復帰されていることが多いみたいです。
これは虫垂炎の影響というより、術後の傷の腹壁瘢痕ヘルニアの防止のためではないかと考えられます。
腹壁瘢痕ヘルニアについては、後日取り扱いたいと思います。


まとめ
虫垂炎は、誰にでも突然起こりうる身近な病気です。芸能人やスポーツ選手、政治家といった多忙な著名人でさえ、突然の腹痛に見舞われ、緊急手術を受けることも少なくありません。
この記事を通して、「なんとなくお腹が痛い」で済ませず、早めに医療機関を受診することの大切さを改めて感じていただけたのではないでしょうか。
お腹の右下あたりに痛みを感じたら、それはただの腹痛ではないかもしれません。
虫垂炎は初期に適切な対応をすれば比較的軽く済む一方、放置すれば重症化してしまうリスクもあります。
「有名人もかかった病気」として身近に感じてもらいながら、少しでも皆さんの健康意識が高まるきっかけになれば幸いです。
koy




