

時が経つのは早いもので、今年の7月に入り暑さがまだまだ続くと思われます。
今一度みなさんに熱中症について注意して頂ければと、再度熱中症についてニュースを取り上げながら紹介します。
自分だけでなく、家族や親など、大切な人についても危険な状況に置かれていないか確認してみてください。


📰 最新ニュース紹介
救急搬送が全国で1万人超。高齢者を中心に被害が拡大
📎 出典:時事メディカル記事(2025年7月9日)

2025年7月上旬、日本列島は各地で35℃を超える「危険な暑さ」に見舞われ、熱中症による救急搬送者が1週間で1万人を超える深刻な事態となっています。
総務省消防庁が発表した速報値によると、6月30日~7月6日の1週間で、全国で計10,048人が熱中症の疑いで搬送されました。これは前週(4,665人)の2倍以上にあたり、昨年よりも明らかに早いペースで被害が拡大しています。
特に注目すべきは、65歳以上の高齢者の搬送が全体の約6割(5,974人)を占めていること。高齢になると「暑さを感じにくくなる」「喉の渇きに気づきにくい」「体温調整機能が低下する」などの理由から、熱中症を自覚しにくく、重症化しやすいとされています。
また、搬送された人の約4割は「住居(自宅)」で発症しており、決して「屋外だけの病気ではない」ことが改めて明らかになっています。
さらに、今回の1週間だけで全国で8人の死亡が確認されており、熱中症はまさに命に関わる病気として、警戒が必要なフェーズに入っていることがうかがえます。

エアコンのない家で高齢夫婦が…悲しい現実
📎 出典:MSNニュース(2025年7月)

7月上旬、大阪府吹田市で発見された高齢の男女2人の遺体が、熱中症の可能性が高いと報じられました。亡くなっていたのは80代の男性と90代の女性で、いずれもエアコンのない民家で生活していたとのことです。
遺体が見つかった当日は、現地の最高気温が**36.7℃**を記録しており、室内は「サウナ状態」とも言える状況だったといいます。
周囲の住民によると、「節電のためにエアコンを使っていなかったようだ」との声もあり、高齢者が暑さを我慢して命を落とすケースが、今年も現実に起きてしまった形です。
このようなケースでは、
- 「暑さに気づかない」
- 「体力がないために水分を取りに行けない」
- 「周囲に助けを求められない」
など、さまざまなリスクが重なって命の危険が高まります。
毎年、同様のケースで亡くなる方は少なくありません。熱中症の恐ろしさは、「健康な人でもかかることがある」だけでなく、「誰にも気づかれずに重症化してしまう」ことにあります。
📎 出典:MSNニュース(2025年7月)

🌡 熱中症の症状とは?
熱中症は体温調節の失敗による障害で、以下のような段階に分かれます:
- 軽症(Ⅰ度)
- 暑気あたり、めまい、立ちくらみ、冷や汗、手足のしびれ
- 中等症(Ⅱ度)
- 頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、筋肉のけいれん
- 重症(Ⅲ度)
- 意識障害、高体温(39℃↑)、けいれん、呼吸困難、まれにショック状態や臓器不全
特に高齢者や乳幼児は症状が急激に進行しやすいため、家族や周囲の早期対応が重要です。

✅ 予防のためのポイント
🔸 家庭でできる対策
- 室温管理:エアコンや扇風機を活用し、室温は28℃前後に保つ
- 水分・塩分補給:のどが渇く前に、こまめに摂取(スポーツドリンクや経口補水液がおすすめ)
- 服装:通気性の良い素材を選び、直射日光を避ける
- 入浴法:暑熱順化のために軽いぬるめの入浴習慣を(熱中症予防にも効果的)
🔸 外出時・屋外での工夫
- 直射日光回避:日陰、帽子、日傘、サングラスを活用
- 体力管理:無理のない行動計画を立て、こまめな休憩を
- 服装・補給:軽装+携帯できる水分・塩分補給アイテムを常備
🔸 高齢者・一人暮らしの家庭の配慮
- 見守り・声かけ:気温の高い日は定期的に安否確認を
- 冷房設備の点検:故障を放置せず、使い方の確認も重要
- 生活リズムの工夫:涼しい時間帯に買い物や運動を行う
✍️ 締めのメッセージ
今年の夏は史上稀に見る異常な猛暑の予報が続いています。特に高齢者や小さな子どもがいる家庭では、エアコンの使い方、水分補給、日常の見守りが「命を守る」鍵になります。ほんの少しの工夫が大きな安心を生むため、今からできる備えをぜひ始めてください!
他にも熱中症に対する対策を記事にしているので、是非参考にしてください!!!
KOY



