【2026年3月最新】インフルエンザ患者数は約13万人で2週連続減少|油断禁物な理由と今すべき対策

2026年に入ってからも猛威を振るい続けているインフルエンザ。3月に入り、ようやく減少の兆しが見え始めていますが、依然として全国的に警報レベルが続いている地域が多く、油断できない状況です。

本記事では、ウェザーニュースが2月27日に報じた最新の患者数データを中心に、2025-2026シーズンのインフルエンザ流行の現状を整理し、今改めて意識すべき感染対策についてまとめます。

インフルエンザ患者数は約13万人|2週連続で減少もなお高水準

厚生労働省が発表した2026年2月16日〜22日(第8週)のインフルエンザ発生状況によると、全国約5,000の定点医療機関から報告された患者数は131,200人でした。

前週(2月9日〜15日)の157,713人から約2万6,000人減少しており、これで2週連続の減少となりました。

全国の定点あたり報告数は34.54で、前週の41.44から低下しています。しかし、警報レベルの目安である「定点あたり30人」を超えている都道府県は依然として29県にのぼり、流行が収束したとは言いがたい状況です。

都道府県別の報告数(上位3県)

順位都道府県定点あたり報告数
1位埼玉県50.68
2位愛媛県50.41
3位大分県45.17

埼玉県と愛媛県では定点あたり50人を超えるなど、一部の地域では依然としてかなり高い水準が続いています。

また、インフルエンザによる学年閉鎖や学級閉鎖などの対応をとった学校数は5,695校に達しており、教育現場への影響も大きいままです。

今シーズンのインフルエンザはなぜここまで長引いているのか

例年より早い流行開始

通常、インフルエンザの流行は12月後半から1月にかけて本格化し、2月頃にピークを迎えた後、3月には徐々に落ち着くのが一般的なパターンです。

しかし、2025-2026シーズンは2025年11月後半から患者数が急増し、例年より約1〜2か月早い流行開始となりました。12月の時点ですでに39都道府県が警報レベルを超えるという異例の事態が発生しています。

A型からB型への移行で「第二波」

今シーズンの大きな特徴の一つが、流行の主流がA型からB型へ移行していることです。

シーズン前半はA型(H3N2亜型・A香港型)が流行の中心でしたが、2026年1月末頃からB型インフルエンザが急増。一部の医療機関では検出されるインフルエンザの約9割がB型を占める状況にまでなっています。

この型の移行が「第二波」ともいえる再拡大を引き起こし、流行の長期化につながっているのです。

再感染のリスクに要注意

A型とB型では免疫が異なるため、A型に一度感染していてもB型には再び感染する可能性があります。「もう今シーズンはインフルエンザにかかったから大丈夫」と安心するのは禁物です。

実際に、11月にA型に感染した後、年明け以降にB型に感染するケースが複数報告されています。さらに、A型の中でも別の株に再度感染するケースもあり、1シーズンで複数回インフルエンザにかかることは十分にあり得ます。

3月以降も油断できない理由

春の寒暖差が体調を崩しやすくする

3月に入り、日中は春の暖かさを感じる日が増えてきましたが、朝晩との気温差が大きくなっています。この寒暖差が体の免疫力を低下させ、感染症にかかりやすい状態を作ってしまいます。

服装や寝具をこまめに調節し、体温のコントロールを意識することが大切です。

空気の乾燥が続いている

冬から春への移行期は、まだまだ空気が乾燥している日が多く、気道粘膜の防御機能が低下しやすい時期です。加湿器などを活用して、室内の湿度を**50〜60%**に保つことが、インフルエンザ予防に効果的とされています。

年度末の忙しさで無理をしがち

3月は年度末で仕事や学校行事が立て込む時期でもあります。睡眠不足やストレスによる免疫力低下が感染リスクを高めることも忘れてはいけません。

今こそ改めて徹底したい感染対策

流行がピークを過ぎたとはいえ、引き続き基本的な感染対策の徹底が重要です。ここで改めて、効果的な対策を確認しておきましょう。

1. 正しい手洗いの徹底

手洗いは最も基本的かつ効果的な感染対策です。石けんを使って1分間しっかりと手を洗うことで、手についたウイルスを約99.999%削減できるとされています。

特に意識したいポイントは以下の通りです。

  • 指の間、爪の先、手首まで丁寧に洗う
  • 外出先から帰宅したとき、食事の前、トイレの後は必ず手を洗う
  • アルコール消毒液も併用する

2. マスクの適切な着用

人混みや換気の悪い場所では、マスクの着用が飛沫感染の予防に有効です。鼻と口をしっかり覆い、隙間ができないように装着しましょう。

3. こまめな換気

室内の換気は感染リスクの低減に重要です。常時換気設備を活用するほか、定期的に窓を開けて空気を入れ替えることを心がけましょう。寒さが残る時期でも、短時間の換気を複数回行うことで室温を大きく下げずに換気ができます。

4. 十分な睡眠とバランスの取れた食事

免疫力を維持するためには、規則正しい生活習慣が欠かせません。十分な睡眠を確保し、ビタミンやミネラルを含むバランスの良い食事を心がけましょう。

5. 体調に異変を感じたら早めの受診を

発熱、のどの痛み、倦怠感などの症状が出た場合は、無理をせず早めに医療機関を受診しましょう。特にB型インフルエンザは風邪と症状が似ていて見分けがつきにくいこともあるため、自己判断で放置しないことが大切です。

まとめ

2026年2月第8週のインフルエンザ患者数は約13万人で、2週連続の減少となりました。しかし、29県で依然として警報レベルが続いており、B型への移行による再感染リスクも残っています。

3月は春の陽気に気が緩みがちですが、寒暖差や空気の乾燥、年度末の疲れなど、感染症にかかりやすい条件がそろっています。手洗い・マスク・換気・十分な睡眠という基本対策を継続し、体調管理に気を配って、このシーズンを乗り切りましょう。

参考・出典

KOY blog:

インフルエンザが再び拡大…なぜ今「異例の再流行」が起きているのか? 2026最新情報

・インフルエンザの休みはいつまで?熱が下がったら?発症後5日ルールをわかりやすく

インフルエンザって死ぬことあるの? ~毎年流行する病気、本当の怖さとは~ – KOY Blog

人類はなぜインフルエンザに何度も敗れてきたのか ~インフルエンザの歴史~