なぜ花粉症の鼻水は止まらない? 体の中で起きていることとは??

春先になると、突然始まるくしゃみと鼻水。
そして一度出始めると、まるで蛇口が壊れたように止まらない…。

「なんでこんなに出るの?」
「体の水分なくならないの?」

花粉症の患者さんからよく聞かれる疑問です。

実はあの止まらない鼻水、
体が全力で花粉を追い出そうとしている証拠。

今回は
なぜ花粉症では終わりなく鼻水が出るのか
体の中で起きていることを、できるだけわかりやすく解説します。

第1章:花粉症は「アレルギー反応」

花粉症とは、
花粉に対するアレルギー反応です。

スギやヒノキの花粉は、
本来体にとって危険なものではありません。
しかし体はそれを

「敵が入ってきた!」

と勘違いしてしまいます。

すると免疫が過剰に反応し、
体の中でヒスタミンなどの物質が放出されます。

これによって

  • くしゃみ
  • 鼻水
  • 鼻づまり
  • 目のかゆみ

といった症状が起こります。

つまり花粉症とは、

体が花粉に対して過剰に防御している状態

なのです。

体が弱いわけではありません。
むしろ防御反応がしっかり働く人ほど起こりやすいとも言われています。

この「過剰な防御反応」こそが、
止まらない鼻水のスタートなのです。

第2章:鼻水が出る仕組み

花粉症になると、
まるで蛇口が壊れたように鼻水が出続けます。

「体の水分なくならないの?」
と思うほどですが、実はこれにはしっかりした理由があります。

鼻水は、体が花粉を追い出そうとする
防御システムのひとつなのです。

花粉が入ると体はどう動く?

花粉が鼻の中に入ると、
まず鼻の粘膜がそれをキャッチします。

すると体はすぐに

「異物が入った!」

と判断します。

そして免疫反応が起こり、
ヒスタミンなどの物質が大量に放出されます。

このヒスタミンが
鼻水のスイッチを入れる張本人です。

ヒスタミンが起こす3つの変化

ヒスタミンが出ると、鼻の中で次のことが起きます。

①血管が広がる

鼻の粘膜の血管が広がり、
血流が増えます。

②血管から水分がしみ出る

血管が広がると、
血液の水分が外に染み出します。

これが
サラサラの鼻水の正体です。

③粘液の分泌が増える

鼻の粘膜にある「分泌腺」が刺激され、
さらに鼻水が作られます。

鼻の中には細い血管がたくさんたくさん走っています。

その血管から鼻水が漏れ出すというイメージです。

このため、花粉症、アレルギー反応が改善しない限り延々と鼻水が出続けるのです。

だから「水みたいな鼻水」になる

風邪の鼻水はドロッとしますが、
花粉症の鼻水は透明でサラサラ。

これは

血液の水分がそのまま出ている

からです。

つまり花粉症の鼻水は
ほぼ体内の水分。

そのため

  • 止まらない
  • 透明
  • どんどん出る

という特徴があります。

鼻水の本当の役割

実は鼻水は、
ただ出ているだけではありません。

大事な役割があります。

それは

花粉を洗い流すこと

です。

花粉が鼻に付着

鼻水が増える

花粉を包み込む

外へ流す

まるでシャワーのように、
花粉を体外へ追い出しているのです。

止まらなくなる理由

花粉が飛んでいる間は、
鼻の中に花粉が入り続けます。

すると

花粉が入る

免疫反応

鼻水

また花粉が入る

このループが続きます。

さらに炎症が起きた粘膜は
とても敏感になり、

  • 少量の花粉
  • 冷たい空気
  • ホコリ

これだけでも反応してしまいます。

その結果、

鼻水が止まらない状態

になるのです。

つまり鼻水は体の防御反応

花粉症の鼻水はつらいですが、
体からすると正常な反応です。

異物を排除しようとして
全力で働いている証拠。

ただし現代は
花粉の量が多すぎて、

防御がオーバー気味

になっているだけなのです。

第3章:鼻水を止める方法

花粉症の鼻水は、
体が花粉を追い出そうとしている防御反応。

とはいえ、

「仕事にならない」
「寝られない」
「ティッシュが一瞬でなくなる」

これはつらいですよね。

ここでは、
医学的に効果がある鼻水対策
分かりやすく解説します。

①まず基本は「花粉を入れない」

鼻水を止める一番の方法は、
原因である花粉を減らすことです。

花粉が入る

アレルギー反応

鼻水

なので、
入口を減らすだけで症状はかなり軽くなります。

今日からできる対策

  • マスク(不織布が最強)
  • メガネ・花粉用メガネ
  • 帰宅後すぐ洗顔
  • 上着を玄関で払う
  • 洗濯物の室内干し
  • 空気清浄機

特に

花粉の多い日は「顔を洗う」

これだけでも鼻水は変わります。

②薬で鼻水を止める

現在は薬の進歩がかなりあり、
花粉症はコントロールできる時代です。

抗ヒスタミン薬(飲み薬)

ヒスタミンを抑え、
鼻水・くしゃみを減らします。

いわゆる
「花粉症の薬」です。

最近の薬は

  • 眠くなりにくい
  • 1日1回
  • よく効く

ものが増えています。

点鼻ステロイド(最重要)

実はこれが
一番効きます

鼻の中の炎症を直接抑えるため、

  • 鼻水
  • 鼻づまり
  • くしゃみ

すべてに効果があります。

しかも

全身への副作用はほぼなし

花粉症がつらい人は
まずここを使うのが現代の標準です。

点鼻抗ヒスタミン

即効性があり、
「今つらい」に効きます。

  • 外出前
  • 寝る前
  • 会議前

などにも便利です。

③鼻うがい(かなり有効)

意外と効くのがこれ。

鼻うがい=花粉を洗い流す

シンプルですが理にかなっています。

特に

  • 帰宅後
  • 寝る前

に行うと、
夜の鼻水がかなり減ります。

ぬるま湯+専用液を使うと
痛みもほぼありません。

④それでもダメなら医療機関へ

症状が強い場合は
我慢しないことが大切です。

耳鼻科では

  • 強めの内服薬
  • 点鼻薬
  • 目薬
  • 舌下免疫療法

など、かなりコントロールできます。

最近は

「花粉症で人生変わる」

というくらい改善する人も多いです。

鼻水対策まとめ表

方法効果即効性おすすめ度
マスク・花粉回避原因を減らす★★★★
抗ヒスタミン薬鼻水・くしゃみ減少★★★★
点鼻ステロイド炎症を抑える最強薬★★★★★
点鼻抗ヒスタミンすぐ効く★★★★
鼻うがい花粉を洗い流す★★★★
空気清浄機室内花粉減少★★★
舌下免疫療法体質改善×(長期)★★★★

まとめ

花粉症の鼻水は、
体の防御反応です。

しかし今は、

我慢する時代ではありません

  • 花粉を減らす
  • 薬を使う
  • 鼻を洗う

この3つで、
症状はかなりコントロールできます。

ティッシュ箱と共に生きる春から、
快適な春へ。

KOY

KOYblog:2026年・花粉症について!!, ミノキシジルについて!!まだ間に合う?

他サイト:マイナビニュース:【花粉症】「鼻水が止まらない」対処法とやってはいけない鼻のかみ方は? エリエールが解説