インフルエンザ、今どこまで広がっている?最新情報をわかりやすく解説

「今年のインフル、今どれくらい流行って

るの?」——そう思って調べた方も多いかもしれません。


実は、厚生労働省が公表している定点サーベイランスを見ると、**2026年1月下旬(第4週)の全国の報告数は63,326人(定点当たり16.64)**で、2025年11月中旬(第46週)の145,526人(定点当たり37.73)より少ない状況です。

「じゃあ、もう落ち着いてきた?」と言いたくなるところですが、インフルエンザは全国平均が下がって見えても、地域によっては高い水準が続くのがやっかいなポイントです。

実際、1月下旬のデータでも一部の地域では定点当たりが高く、流行が続いていることがわかります。

この記事では、“2025年11月のピークっぽさ”と比べて現在の状況がどう違うのかを整理しつつ、今からでも役立つ予防・受診の目安を、できるだけわかりやすく解説していきます。

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ニュース:インフルエンザの患者数が1医療機関あたり16.64人に 3週連続で増加

テレ朝ニュース

季節性インフルエンザの1つの医療機関あたりの全国の患者数は「16.64人」となり、3週連続で増加しています。

 厚生労働省によりますと、25日までの1週間に全国で報告されたインフルエンザの患者数は、1医療機関あたり「16.64人」でした。

 前の週は「11.33人」で、3週連続の増加になっています。

 警報レベルの基準となる30人を超えたのは鹿児島県のみで、「35.19人」でした。

 厚労省は感染が拡大しないよう手洗いやうがい、マスクの着用などを改めて呼び掛けています。

なぜ11月に増えて、今は全国平均が下がって見えるのか?

2025年11月にインフルエンザの感染者数が大きく増えた一方で、現在は全国平均ではやや落ち着いて見える——この動きには、いくつか理由があります。

① 学校・集団生活で一気に広がりやすい時期だった

11月は、気温が下がり始める一方で、学校行事や通常授業が続く時期です。
子ども同士の接触が多い環境ではインフルエンザが一気に広がりやすく、学級閉鎖や施設内流行をきっかけに患者数が急増することがあります。
この影響が、11月の全国的な患者数増加につながったと考えられます。

② 早い段階で「かかる人が一巡した」可能性

インフルエンザは感染力が強いため、流行が始まると短期間で一気に感染が広がり、ピークを迎えやすいという特徴があります。
11月の時点で多くの人が感染した結果、一定数の人が免疫を獲得し、その後は新たな感染者の増え方が鈍くなった可能性があります。

③ 全国平均は「地域差」をならしてしまう

ここがとても重要なポイントです。
全国平均の数値が下がって見えても、それはすべての地域で落ち着いていることを意味しません
実際には、

  • 流行のピークを越えた地域
  • これから増えてくる地域
    が混在しており、それらを平均すると「少し減ったように見える」だけ、というケースがよくあります。

④ 年末年始の受診行動の影響

年末年始は医療機関の休診や、受診を控える動きが出やすい時期です。
そのため、実際の感染者数よりも報告数が少なく見えている可能性も考慮する必要があります。

過去のデータから見る「2〜3月に再び流行する可能性」

インフルエンザは「冬に一度流行して終わり」というイメージを持たれがちですが、過去の流行データを見ると、必ずしもそうとは限りません


実際には、**一度ピークを迎えたあとに、2〜3月にかけて再び感染者数が増える“再ピーク”**が起こる年も少なくありません。

なぜ再ピークが起こるのか?

① 流行ウイルスの型が変わる

インフルエンザにはA型・B型など複数の型があります。
冬の前半にA型が流行し、その後、型の異なるウイルス(特にB型)が遅れて流行するケースは、過去にも何度も確認されています。

A型にかかったからといって、B型に完全な免疫ができるわけではありません。
そのため、**「一度かかったのに、またインフルエンザに感染した」**という状況が起こり得るのです。

② 受験・卒業・異動など、人の動きが増える

2〜3月は、

  • 受験
  • 卒業・進級
  • 引っ越しや異動

など、人の移動や集団行動が増える時期です。
この人の動きの増加が、感染拡大のきっかけになることがあります。

③ 「もう大丈夫」という油断

流行のピークを越えたように見えると、

  • マスクを外す
  • 手洗いが疎かになる
  • 体調不良でも無理をする

といった行動が増えがちです。
こうした小さな油断の積み重ねが、再流行を後押しすることもあります。

過去にも「春先まで流行が続いた年」はある

実際、過去のインフルエンザシーズンでは、
1月にピークを迎えたあと、2〜3月に再び患者数が増加した年が複数報告されています。
特にB型インフルエンザは、春先まで流行が長引く傾向があるため注意が必要です。

今後に向けて大切なこと

現在、全国平均では11月より落ち着いて見えますが、
これは「終わった」ではなく、**「次の波に備える時期」**と捉えるのが現実的です。

  • 周囲で再び患者が増え始めた
  • 学校や職場で流行の話が出てきた

こうしたサインがあれば、2〜3月の再ピークを意識した行動が大切になります。

まとめ

現在のインフルエンザの流行状況を全国平均で見ると、2025年11月のピーク時と比べて感染者数は少なく、一見すると落ち着いてきたようにも感じられます。


しかし、これは「流行が終わった」ことを意味するわけではありません。

11月に患者数が増えた背景には、学校や集団生活での急速な広がりがあり、その後は地域差や受診行動の影響を受けながら、全国平均としては数字が下がって見えている状況です。


一方で、過去のデータを振り返ると、2〜3月に再び流行の波が訪れる年も少なくありません

特に、ウイルスの型の違いや人の動きが増える時期であることを考えると、
「今は少し落ち着いているから大丈夫」と油断するのは危険です。

インフルエンザは、気づいたときには身近で広がっている感染症です。


これから春先にかけても、

  • 体調不良時は無理をしない
  • 手洗い・換気など基本的な対策を続ける
  • 周囲で流行の兆しを感じたら早めに受診を考える

といった、できる範囲の対策を続けることが、結果的に自分や周囲を守ることにつながります。

「もう終わった」ではなく、**「まだ続くかもしれない」**という視点を持つこと。


それが、この時期のインフルエンザと上手につきあうための、いちばん現実的な対策です。

KOY

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